週刊ベースボールONLINE

激動の平成移籍史

DeNA・歓喜の日本一以後もなぜか主力が次々流出/球団別平成移籍史

 

ここからは平成の移籍の歴史を球団別に見ていく。豊富な補強資金で大物の獲得を繰り返すチーム、逆に流出ばかりが目立つチームといろいろだ。現存の12球団に加え、オリックスと吸収合併した近鉄についても、別出しで紹介する。
(写真キャプションの「移籍」は他球団への移籍)

駒田徳広[平成5年オフ入団。右は近藤昭仁監督]


 平成元年(1989年)がスタートした1月8日以降の最初の移籍成立は大洋時代の4月4日、ベテラン捕手・若菜嘉晴日本ハムへのトレード移籍だった。平成5年(93年)オフには、球団との確執もあった高木豊らが自由契約に。FA宣言していた巨人・駒田徳広の獲得資金作りとも言われた。

 大洋時代から移籍に関しては“流出傾向”にあったが、その流れは、日本一となった10年(98年)以降に顕著となる。日本一メンバーから佐々木主浩は11年(99年)オフ、FAでメジャーへ。13年(2001年)オフには、V戦士の司令塔である谷繁元信がFAで中日へ移籍。これで中日の捕手・中村武志が移籍を志願したために交換トレードのような形となった。その後・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング