昨季までわずか1本塁打、6打点の男が、打率.309、33本塁打、100打点と見事に覚醒。3割30本塁打100打点到達は史上最年少記録だ。過去の同記録スピード到達者の顔ぶれを見てみると、記録上、岡本和真には“明るい未来”が広がっていることが分かる。 王を超え、山田哲を超えて──
今季りで退任した
高橋由伸監督の我慢の起用に応え、6月2日の
オリックス戦(京セラドーム)から四番に座った岡本和真が、10月9日のレギュラーシーズン最終戦(対
阪神、甲子園)で「3割30本100打点」をクリアした。22歳シーズンでは初めてで、史上最年少での到達となった。試合開始前時点で97打点と、3点を残した打点がネックとなっていたが、3打席無安打で迎えた7回の第4打席で勝ち越しのソロ(この1本でチームの3位を決める)、8回の第5打席で2ランを放つなど、土壇場での勝負強さを見せての“記録更新”だった。
この記録は前年に一本足打法で本塁打王になっていた
王貞治(
巨人)が1963年に23歳4カ月で達成して以降、52年間破られていなかったが・・・
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