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新たなる戦力図を読み解け!

オリックス・補強に頼らず現有戦力の底上げに重きを置く/12球団の2020プラン

 

ヤクルト広島楽天の新監督が発表され、各チームのスタッフの顔ぶれも続々と固まってきた。ドラフトを経て、今後はFA選手の争奪戦やトレード、新外国人の獲得へと局面が移っていくが、だんだんと各球団が描く、2020年の陣容の青写真が見えてきた。それぞれのチームの新機軸は?そして戦力アップを果たしそうなのはどのチームか?12球団のプランを読み解いていく。
※状況は11月2日現在。2020年戦力見込みは編集部による

今季、不振に終わったT-岡田が残留を決意。かつての本塁打王が復活すれば、打線はより強力となる


 “静かな秋”は、中長期的なチームづくりを見据えてのものだ。昨オフに金子千尋(現弌大)、西勇輝中島宏之らの主力が相次いで移籍して若返りを果たしたチームだけに、育成に重きを置く。FA権を保有している山崎勝己安達了一はともに複数年契約を結んでおり、今季が3年契約最終年だったT-岡田も残留を決意して新たに3年契約を結んだため、今オフのFA流出はゼロ。一方、“獲得”に対しても10月24日に福良淳一GMが「しません」とFA戦線への参加はしないことを明言。秋のキャンプは球団初となる投手・野手が分かれての分離キャンプを行うなど、補強に頼らず現有戦力の底上げを期して来季に挑む。

 それだけに基本布陣は今季と大きくは変わらないだろう。ただ、戦力アップこそないが・・・

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