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ドラフト最前線REPORT

公立進学校からのプロ挑戦

 

プロ志望高校生合同練習会に参加した北野高の左腕・長曽我部健太郎。同校は漫画家の手塚治虫氏や橋下徹元大阪府知事らを輩出した大阪府内屈指の進学校で大きな注目を集めた/写真=小山真司


 大阪の高校野球と言えば、大阪桐蔭高、履正社高の2強が、全国的にも大きな存在としてリードしている。この“両横綱”のほかにも強豪私学がひしめく激戦区だ。群雄割拠の勢力図の中で、府立校の138キロサウスポーがプロ志望届を提出した。

 北野高・長曽我部健太郎だ。同校は春4回、夏1回の甲子園に出場し、49年春には大阪の公立校で唯一の全国優勝を遂げた古豪だ。しかし、52年春を最後に全国舞台から遠ざかる。戦前には旧制北野中から浅岡三郎が東京セネタースほかで活躍。この大先輩に続こうと、NPB挑戦を決めたのが165センチ左腕だった。

 大阪府高野連が主催した独自大会は4回戦敗退(8月4日)。すでに同1日からプロ志望届の受付はスタートしており、長曽我部は12日に提出した。そして8月29、30日に開催された「プロ志望高校生合同練習会」(西日本会場)の参加も決めた。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、公式戦の中止が相次ぎ、アピールの場を失った2020年・・・

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