これまで達成された、さまざまな記録をチーム別に見ていく。果たして、前代未聞のシーズン2020に何が起きていたのか。
(成績はすべて9月27日現在。記録の選定は編集部)

巨人・6000勝で記録ラッシュスタート

　大記録達成からペナントレースの幕が開けた。6月19日の阪神との開幕戦(東京ドーム)に逆転の末に3対2で勝利し、球団通算6000勝。もちろん12球団初の価値ある記録だった。続いて偉大な先人超えに挑んだのが原辰徳監督。まず7月14日の広島戦(マツダ広島)で監督通算1035勝目(巨人のみ)を挙げて、長嶋茂雄終身名誉監督の持つ球団1034勝を超えると(球団単独2位)、9月11日のヤクルト戦(東京ドーム)では1067勝目でV9の川上哲治監督を超え、球団単独トップに(NPBでは11位)。長嶋終身名誉監督が寄せた「一番の名将になった」のコメントが印象的だった。

　ほかにも細かな記録はあるが、シーズン終盤に達成されそうなのが・・・