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2021ドラフト特集

緊急事態宣言とスカウト現場

 

ドラフト対象選手は球春へ向けて鍛錬を重ねる。試合で力を発揮してこそ評価されるため、大会開催を信じて待つしかない[写真=梅原沙織]


 1月8日、緊急事態宣言が出た1都3県を皮切りに13日には関西3府県、栃木、愛知、岐阜、福岡など、対象区域が拡大している(期間は2月7日まで)。仮に昨年のように全国が対象となれば、さらに経済や生活に影響が出ることが懸念される。

 果たしてNPBスカウト戦線は、どうなるのか。昨年、全国に出された緊急事態宣言の前後は、アマチュア球界(高校、大学、社会人)も完全ストップ。各チームとも活動停止となり、感染予防の観点から、スカウト視察も自粛となった。現場に足を運ぶことが仕事だが、6月1日に再開するまで約2カ月以上、身動きが取れなかった。大学生、社会人は過去の“貯金”があるのに対し、成長度が顕著で、資料が少ない高校生は「評価」するのが難しかった。

「高校生が最も伸びてくると言われる5、6月に見られなかった。物理的に視察する機会が減り、夏はピンポイントでチェックしましたが、見落としがあったのは確かです。とはいえ・・・

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