高校卒即入団の投手となれば、フィジカルも技術も、まだ完成していない。育成と言ってもやり方はさまざまだ。体づくりに専念させるか、二軍、三軍で実戦を積ませるか、それとも積極的に一軍で起用して磨いていくか。ここでは12球団別に高卒投手育成の方向性を探っていく。[セ・リーグ編はコチラ] ソフトバンク・ドライチ関係なしの実力主義
徹底した実力主義。三軍制を敷き、実戦経験を踏ませながら二軍、一軍と上のステージで戦えるだけの技術と体力を磨く。特に高卒、育成選手となれば、地道な努力とアピールが必要。そんな“這い上がり”を見事に成し遂げたのが、
千賀滉大だ。三軍制がスタートした11年に入団した右腕は、
倉野信次コーチらの指導の下、まずは中継ぎで結果を残し、いまやチームのエースに。日本代表としても腕を振る姿に、同じような活躍を誓う若手投手は多い。また、一軍の戦いができるまでになれなければ、たとえドライチであっても簡単には使ってもらえない。
松本裕樹(15年)、
高橋純平(16年)も頭角を現すまで時間がかかった。18年ドライチの吉住晴斗は、一軍登板なく今季から育成契約に。サイドスローに転向し心機一転。支配下返り咲きを目指して汗を流している。
ロッテ・1年目は50イニングまで
昨季のドライチ・
佐々木朗希は開幕から一軍帯同で
吉井理人投手コーチの下、異例の英才教育を受けてきた。ただ・・・
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