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あの夏の記憶。わが青春の甲子園

あの夏の証言 楽天・松井裕樹&安樂智大対談「当時は全員、三振狙いだった」(松井)「投げ過ぎた後悔は全然ない」(安樂)

 

ともに2年時に聖地で脚光を浴びるも、3年時には出場することができなかった。1年違いでドラフト1位指名を受けて楽天に入団した2人が語る、甲子園、そして高校野球の魅力とは。
取材・構成=阿部ちはる 写真=BBM

松井裕樹[桐光学園高2011〜13/現・楽天]

驚異の奪三振能力で甲子園を沸かせた松井


【甲子園成績】2年夏準々決勝

安樂智大[済美高2012〜14/現・楽天]

安樂の「投げ過ぎ問題」には海外メディアも注目した


【甲子園成績】2年春準決勝、2年夏3回戦

甲子園が最後になっても


 楽天の松井裕樹は2年生だった2012年夏、安樂智大は13年、2年生の春夏に甲子園出場を果たしている。松井は1試合22奪三振、10連続奪三振などの大会記録を作り、安樂はセンバツで決勝までの5試合で772球を投じるなど、ともに世間を大きく騒がせた。そんな2人に当時を振り返ってもらい、あこがれの場所に立ったからこそ分かる喜びや苦しみ、今だから話せる思い出を語り合ってもらった。



――松井投手の1試合22奪三振や、安樂投手の772球など、大きな注目を集めた2人ですが、当時はお互いの活躍をどのように見ていたのでしょうか。

松井 12年の甲子園1回戦は済美に勝った今治西(愛媛)とやったんだよね。

安樂 僕は練習試合をしていてその試合自体は見ていないのですが、そのときのことは今でも覚えています。監督室にテレビがあって、そこから音が少し聞こえるんです。愛媛大会の準決勝で負けた今治西と桐光学園がどんな試合をしているのかなと思っていたら「また三振〜!」と聞こえてくるわけですよ。「一体何個の三振を取ったんや?」と思っていたら……。

松井 22個。

安樂 まじか……って。ショックというか、僕らはそこに負けたのにって(苦笑)。

松井 ハハハ。

安樂 22奪三振とか10連続奪三振という大会記録は当分の間、抜かれることはないと思いますね。僕も一応甲子園最速(2年生史上最速の152キロ)の記録を持っていますが、これはすぐに抜かれそう(苦笑)。

松井 球が速いピッチャーがどんどん出てきているからね。

安樂 バッターの技術も上がっている中で22奪三振というのは難しいと思いますね。ただ裕樹さんはスライダーだけがすごいわけではなくて真っすぐも140キロ後半が出ていたので、バッターはスライダーをカバーしていても真っすぐがある、という感じ。それにこんな言い方もあれですけど・・・

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