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歴代背番号大百科 ─[特別企画]─ 番号別で見る、込められた選手の思いと傾向

歴代背番号大百科 NUMBER「#7」「#8」

 

ここでは背番号順に歴代の名選手を紹介し、選手たちがその番号に込めた思い、球団を越えて共通する特徴、傾向などを探っていきたい。
※名前下の球団は、その背番号の着用と関係なく、現役時代に所属したNPB、MLB球団[外国人選手の来日前後は除く。監督と表記のあるものは監督時代のみ]。着用年数はその背番号を着けた年数[コーチ、監督時代含む。引退試合は除く]。名前とポジションは主なもの。また1950年代までの球団名についてはスペースの都合上一部省略

(左)福本豊 「#7」[阪急/外野手] 着用1972-91
(右)山本浩二「#8」[広島/外野手] 着用1971-86、2001-05


「#7」外野手左打ちの好打者が多く 代表は世界の盗塁王・福本豊


 もともとはポジション番号どおりレフト、さらに左打ちが多い番号だった。戦前のライオンズの鬼頭数雄、戦後であれば、巨人与那嶺要阪神金田正泰と左打ち外野手のヒットメーカーが着け、3人は首位打者にも輝いている。その流れは以後も続き、広島では山本一義、大洋(現DeNA)では長田幸雄ら左の外野手が着けた。

 俊足のセンターも多く、代表格は世界の盗塁王・阪急の福本豊だ。達成時は世界記録だったシーズン106盗塁、通算1065盗塁をマーク。ただ、引退時、阪急からオリックスへと球団名が変わったことで永久欠番とはならず。91年、田口壮が入団時に打診され固辞したように敷居の高い番号だった。22年からは・・・

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