ユニフォーム特集の最後を締めるのは、数多くのお宝を所蔵している野球殿堂博物館だ。勤務25年の関口貴広学芸員に、激レアのユニフォームをスタイルの変遷とともに紹介していただいた。 撮影協力=野球殿堂博物館 第2回 日米野球(1934年)
【大リーグ・オールスター】トリプルAの激レアユニフォーム [着用/フランク・オドール]
「1934年に日本で行われた日米野球でベーブ・ルースやルー・ゲーリッグの大リーグ選抜が着用したものです。野球博物館の中でもトリプルAクラスのレア度。第1回が開催された1931年にも大リーグ選抜は来日していますが、大スターだったベーブ・ルースが参加し、日本にプロ野球が誕生するきっかけにもなり、日本の野球殿堂入りもしているフランク・オドール着用ということで特別な1着です。生地はウールですが、胸のワッペンには毛足の長い刺しゅうが施されています。青、白、赤の色使いは星条旗(アメリカ国旗)から。オドールが着用したこのユニフォームは襟(スタンドカラー)付きですが、当時のルースの写真を見ると襟はないように見え、選手によってカスタマイズされていたのかもしれません」
【全日本】日本の意気込みを感じる高級感 [着用/伊達正男]
「こちらは大リーグを迎えた全日本チームのユニフォーム。日本は・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン