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ユニフォーム物語2022

野球殿堂博物館が所蔵1000着超から厳選! お宝で振り返るユニフォームスタイルの変遷

 

ユニフォーム特集の最後を締めるのは、数多くのお宝を所蔵している野球殿堂博物館だ。勤務25年の関口貴広学芸員に、激レアのユニフォームをスタイルの変遷とともに紹介していただいた。
撮影協力=野球殿堂博物館

第2回 日米野球(1934年)


【大リーグ・オールスター】トリプルAの激レアユニフォーム

[着用/フランク・オドール]


「1934年に日本で行われた日米野球でベーブ・ルースやルー・ゲーリッグの大リーグ選抜が着用したものです。野球博物館の中でもトリプルAクラスのレア度。第1回が開催された1931年にも大リーグ選抜は来日していますが、大スターだったベーブ・ルースが参加し、日本にプロ野球が誕生するきっかけにもなり、日本の野球殿堂入りもしているフランク・オドール着用ということで特別な1着です。生地はウールですが、胸のワッペンには毛足の長い刺しゅうが施されています。青、白、赤の色使いは星条旗(アメリカ国旗)から。オドールが着用したこのユニフォームは襟(スタンドカラー)付きですが、当時のルースの写真を見ると襟はないように見え、選手によってカスタマイズされていたのかもしれません」

【全日本】日本の意気込みを感じる高級感

[着用/伊達正男]


「こちらは大リーグを迎えた全日本チームのユニフォーム。日本は・・・

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