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外国人INTERVIEW

巨人・M.シューメーカーインタビュー 「小さな」目標 「2014年の日米野球は楽しい思い出。声を掛けてもらい、すぐに日本へ行くことを決めた」

 

「野球も食べ物も文化も、すべて楽しい」とすっかり日本での生活にもなじんでおり、何より先発ローテの一角としてしっかり役割を果たしている。日本での新たな挑戦を決めたMLB実績十分の右腕、その投球スタイルと素顔に迫る。
取材・構成=杉浦多夢 写真=高原由佳、BBM
※年齢、情報は5月15日時点


日本との縁が決断の理由


 35歳のメジャー・リーガーが今季、活躍の場を日本に求めた。2013年にエンゼルスでメジャー初昇格を果たすと、翌14年には先発ローテの一角に加わり16勝(4敗)をマーク。リーグトップの勝率8割で新人王投票の2位に食い込んだ。その年のオフには日米野球で来日して第1戦では前田健太(現ツインズ)と、第5戦では大谷翔平(現エンゼルス)と投げ合い、18年は大谷とチームメートになるなど、日本との縁も深い。トレードマークだったモップのようなひげをきれいに剃(そ)り落として「巨人仕様」に生まれ変わった新助っ人右腕の素顔とは。

──日本でプレーしようと決めた最大の理由は何だったのでしょうか。

シューメーカー(以下S) 2014年の日米野球で日本に来てプレーしたことがあるんだ。僕は第1戦(京セラドーム、5回2失点で敗戦投手)と第5戦(札幌ドーム、5回無失点で勝利投手)で先発したんだけど、そのことがすごく楽しい思い出として残っていてね。MLBでは昨年から今年にかけて労使紛争でごたごたしていたのは知っているだろう? それでもメジャーの球団から話はあったんだけど、同時に巨人からも声を掛けてもらっていたんだ。どうするかということを妻とも真剣に話をしていく中で、14年の日米野球の話にもなってね。いい機会だということで、わりとすぐに日本に行くことを決めたんだ。

──日本の野球にはどんなイメージを持っていましたか。

S 日本の野球はリアルベースボール、本物の野球だと思う。すべてのチームがコンペティティブ(競争力がある)だし、タレント(才能)のあるプレーヤーが多くてとても質が高い。スタンドの応援歌を聞いたことがあるけど、ファンと一緒になって楽しんでいる感じもいいよね。

──2018年にはエンゼルスで大谷選手ともチームメートでした。

S 最初からとんでもなく素質がある選手だと思ったよ。野球選手としての素質だけでなく、人間性も本当に素晴らしい。謙虚だし、すごく好感の持てる青年だった。今回、日本に行くことが決まってからも「日本での生活を楽しんできてね」と言ってくれたんだ。

──来日してからまだわずかですが、日本での生活には慣れてきましたか。

S すべてが楽しいね。野球だけではなく、食べ物もカルチャーも、すべて楽しいよ。日本のカルチャーについてはすごく興味があるから、時間があればいろいろ観光する機会をつくるようにしている。あとは何と言っても・・・

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