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世代の先導者 怪物の素顔 COVER INTERVIEW

ロッテ・佐々木朗希インタビュー 同世代への想い 「負けたくないものもある」

 

常に自分と向き合い続けてきた。小学3年生で野球を始め、中学時代は軟式野球部。シニア、ボーイズなどの硬式クラブで成長した全国の逸材をよそに“令和の怪物”は静かに、そして熱く自らの腕を磨いてきた。周囲は“世代の中心”と見るが、当の本人にとっての同世代とは──。特別なライバル心はないものの、刺激を受ける存在なのは確かだ。
取材・構成=鶴田成秀 写真=榎本郁也


再確認したU18


 評価は周りがするものだ。そう再確認させられたのが同世代のトップが集ったU18日本代表でのこと。高校3年、2019年に目の当たりにした“すごさ”も、冷静に受け止めた。

──高卒3年目を迎え、同世代も力を付けてきていますが「同世代」と聞いて、思い浮かべる選手などはいますか。

佐々木 やっぱり(大船渡)高校のチームメートですね。特に一緒にピッチャーをやっていた同級生とは今でも連絡を取ったりしますし、仲も良いので。同世代と言えば、高校時代のチームメートをイメージします。

──対戦相手やライバルではなく、ともに汗を流した“仲間”と。

佐々木 はい。やっぱり“同世代”と言われると、一緒にやってきた仲間という感じが強くて。どちらかと言うと、同級生のイメージなんです。

──では、チームメート以外の同級生を初めて意識したのは、いつでしょうか。

佐々木 どうだろう……。小学生のときに、初めて同い年の人と試合や練習をしたのが最初の意識だったと思いますが、でも純粋に「すごいな」と思っていただけです。小学生のときって、試合はするけど、話をする機会はあまりないので。意識するというよりも、あのピッチャー「すごいな」と見ていた感じです。

──「すごい」の思いは、刺激を受けたととらえて良いのでしょうか。

佐々木 それもあります。自分よりうまい人がいることで、もっと練習しないといけないと思わされたので。周りを見ることで、自分を知るというか、もっと頑張ろうという気持ちになりました。

──高校3年時にはU18日本代表入りを果たします。同世代のトップが集った場では、その思いも強くなったのでは。

佐々木 皆、すごかったですからね。集まる前、一緒に練習する前からテレビでもプレーは見ていましたし。十分に刺激を受けていたんですけど、近くで見ると、より刺激をもらいました。同じ高校3年生で、こんなプレーをする選手がいるんだって。

──その刺激から、自分に足りないこと、さらに人よりも勝っている部分を確認できたのではないでしょうか。

佐々木 いろいろありました。でも、単純には比べられないなって思ったんです。選手によってタイプは違う。同じピッチャーでも、持っている球種も違うし、特長も武器も違う。だから、変化球1つを見ても、単純に比べられないなって。ただ・・・

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