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高校野球ライバル物語 よみがえる夏の思い出INTERVIEW

阪神・森木大智 ライバルは夏に仕上げてきた「明徳義塾という目標が僕を成長させてくれた」

 

中学の軟式で150キロを計測し、全国制覇を果たした。持ち上がりの形で高知中から高知高へ進学し、甲子園を目指した。しかし、高知県には明徳義塾高という超強豪がいる。ここを超えないと全国はなかったのだが……。
取材・構成=椎屋博幸 写真=BBM

打倒 明徳義塾高
森木大智[高知高2019〜21→阪神/投手]

中学時代に全国制覇を果たし、そのチームメートと甲子園を目指した3年間。決勝では明徳義塾高という大きな壁に2度もはね返された


森木の夏の対明徳義塾高戦績
1年生(2019年) 夏の高知大会決勝 ●1対4
3年生(2021年) 夏の高知大会決勝 ●3対5

1年夏の決勝で感じた細かな野球


 高知中学に進んだ理由は、濱口先生(濱口佳久現高校監督)の存在が大きいです。カバーリングのやり方とか、細かい部分まで指導されますので、自分の中で考えて野球ができるようになり、僕自身の野球のスキルが上がる、と思ったからです。さらに僕らは中学のときに全国制覇ができましたので、チームメートたちと一緒に甲子園に行きたいという気持ちが芽生え上に進学しました。

 もちろん、高知県には明徳義塾という何年も続けて出場している強い高校があります。ただ明徳義塾を倒してという意識は、入学当時は実際にそこまでありませんでした。それよりも中学のときからのチームメートと一緒に甲子園に行きたい、という思いのほうが強かったです。

 僕は1年のときからベンチ入りして、夏の大会も投げました。明徳義塾とは決勝戦で当たったのですが・・・

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