オーナーがエンゼルスの売却を進める中、来季オフに大谷翔平はFAとなる。移籍する可能性が高いのだが、それが2023年中なのか……その部分を含めアメリカ人記者たちは、大谷の去就、そして23年のどのような活躍を望んでいるのか、その声を聞いてみた。 文=奥田秀樹 写真=Getty Images 
現地アメリカ人記者も大谷のプレーに魅了され、彼がポストシーズンで活躍するところを見たいと思っている
もっと日の当たる場所で
2023年はメジャー・リーガー大谷翔平にとって節目のシーズンになりそうだ。21、22年の活躍でMLBの看板選手となったが、その才能に魅了された多くの関係者には「もっと日の当たる場所でプレーしてほしい」という願いがあるのだ。
ニューヨーク・タイムズ紙のベテラン記者、デビッド・ワルドステインは「想像してほしい。もし大谷がポストシーズンでプレーすればどれだけファンがエキサイトするか。ドジャース、ジャイアンツ、カブス、ヤンキース、メッツ、レッドソックス……、10月に輝くチームで彼を見たい」とワールド・シリーズ期間中に話していた。
ワルドステイン記者は17年、大谷がまだ
日本ハムでプレーしていたとき、同紙で大谷とベーブ・ルースを比較する記事を書き、読者に「何をバカなことを書いているんだ」と笑われたそうだ。だが現在「二刀流選手として比較すれば、彼はルースより上だと言い切れる」と言っている。NBA(プロバスケットボール)の取材経験も豊富な彼は・・・
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