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2023ドラフト特集 注目プレーヤーCLOSE UP【大学生編】

武内夏暉(国学院大)185cm左腕が描くシナリオ「地道にやる。投球と同じで、淡々としているのが自分の強み」

 

東都大学野球連盟は一部6校の戦力が拮抗し「戦国リーグ」と呼ばれる。2勝先勝の勝ち点制。勝ち点が並んだ場合は勝率で争われ、1試合の“重み”は相当だ。一球が明暗を分ける厳しい環境で、切磋琢磨している。
取材・文=佐伯要

神奈川県横浜市内にある、たまプラーザキャンパス内のグラウンドにて撮影。熱心な指導者、恵まれた施設で成長している[写真=大賀章好]


 小学生のころから、やると決めたことをコツコツとやり続けるタイプだった。その一つが、壁当て。小学5年生から中学を卒業するまで、自宅の駐車スペースでやっていた。距離は約12メートル。車に球が当たらないように、ホームベースほどの狭い幅に正確に投げなければならなかった。

 こうして養った指先の感覚が、国学院大の185cm左腕・武内夏暉のピッチングを支えている。今もその感覚を保つために、グラウンドに寝転がって、3メートルほど真上に球を投げることを繰り返している。

 最速149キロ、常時145キロ前後を計測する直球とカーブ、スライダー、チェンジアップ、ツーシームで淡々とアウトを重ねる。打者方向からフォームを撮影して、球の出どころの見えにくさを意識している。

「内角への制球には、自信がある」と武内は言う。左腕特有の右打者へのクロスファイヤーはもちろん、左打者の内角へも投げ込む。その球を投げにくくしようとホームベース寄りに立つ打者もいるが・・・

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