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セ・パ交流戦2023

打撃力か? 投手力か? 12球団交流戦攻略へのカギ【パ・リーグ編】

 

普段、顔を合わせることのない相手に対して、どのように戦っていくべきか。開幕からここまでの戦いを振り返りつつ、交流戦に向けた各球団の戦術を探っていく。
※成績・情報は5月21日現在
【セ・リーグ編】はこちら

ロッテ・安定の先発5本柱


2022交流戦3位

5月28日以降もコンディションが万全なら交流戦中の佐々木朗は毎週日曜日に先発?


カギは投手力!

 5月21日現在、首位にいる。今季ここまで、打線が3点以上取った試合は19勝5敗。3点取れば勝てるのは、安定した投手力のおかげだ。

 佐々木朗希は右手中指マメの影響で5月5日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)以来登板がないが、吉井理人監督は5月28日の同カード(PayPayドーム)での復帰を明言。種市篤暉も5月17日に登録抹消されたが、こちらも交流戦前の再登録、先発ローテ復帰が予想される。むしろ、この2人のコンディションを交流戦の前に万全にさせておこうという首脳陣の意図を感じる。この2人に西野勇士小島和哉、C.C.メルセデスの「先発5本柱」が安定感を発揮し、守り勝つのが今年のロッテ。交流戦でも同様の戦い方で臨みたい。DHの使えない試合では展開次第で早い回の投手交代もありそうだが、そこは「DHなし野球」の経験も豊富な吉井監督。上手にやりくりするだろう。

 一方、今季の得点は中軸を打つクリーンアップの長打より、下位から一、二番の打者への打線の「つながり」の結果が多かった。DHのない試合でその「つながり」が分断されたら攻撃力がますます弱くなりそうで、その点が不安材料ではある。

ソフトバンク・時にはアイデア勝負も!


2022交流戦4位

高い得点圏打率を誇る近藤[右]に、いかにつないでいけるか


カギは打撃力!

 開幕こそ5連勝も、なかなか波に乗れずにいる。安定しているのは・・・

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