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昭和ラスト9年間のプロ野球 激動と波乱の記憶

【パンチ佐藤が振り返る「昭和の野球」】Part.1『個性』 なぜか流行したパンチパーマ

 

プロ野球のリーグ戦が始まったのは昭和9年(1936年)だが、ここでは現役最年長選手の石川雅規(ヤクルト)が生まれた昭和55年(1980年)から9年間の「昭和のプロ野球」を振り返ってみる。その年に球界では何が起こり、日本はどんな時代だったのか。OBのパンチ佐藤さんには「昭和の野球」について語ってもらった。

1979年に優勝した広島の[左から]江夏豊水谷実雄衣笠祥雄山本浩二


 昔は個性的なフォームの選手が多かったから、子どもはみんなモノマネをしていましたね。小林繁さん(阪神ほか)のサイドスローとか、江夏豊さん(阪神ほか)の投げ方とか。王貞治さん(巨人)のモノマネは子どもはみんなやっていたし、僕自身は加藤秀司さん(阪急ほか)、福本豊さん(阪急)、掛布雅之さん(阪神)、藤田平さん(阪神)、若松勉さん(ヤクルト)、長崎慶一さん(大洋ほか)など、左バッターのモノマネをよくしていました。自分に一番合っていたのが掛布さんの打ち方だったんで、影響を受けて自分もそういうイメージでずっと打っていましたね。

 今の子どもたちはYouTubeで何度も見られるからいいですよ。僕のときはテレビ中継を見て・・・

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