形なき布陣に答えはない。一番で杉本を起用するなど、今季、優勝決定の130試合時点で123通りの打線を組み中嶋聡監督は『あの手』『この手』を繰り出す。より負けられない戦いとなれば、なおのことだ。故障離脱中の選手状態や相手があってのことだが、度外視して考える“最恐オーダー”は──。ペナントレースの戦いを取材してきた本誌パ・リーグ6球団担当者がさまざまな視点で考察し、6通りの打線を提唱してみよう。 B担 提唱オーダー・鉄砲と大砲を兼ねそろえる
※△=左打ち、□=両打ち
シーズン中から機能した中軸は不変だが、最終盤で起用したように森を二番に置き、試合序盤に先制点を狙うのも手。となれば、問題は森の前後を打つ打者だ。四球をもぎ取れ、出塁後に機動力も使える福田が復調すれば、一番打者に適任なのは過去2年を見ても明らか。三番以降は長単打を放て、勝負強さが光る中川圭、頓宮を並べ、
ゴンザレスがチャンスメークし、杉本でかえすパターンも可。下位から上位にチャンスメークすれば、当然ポイントゲッターは森となる。福田が復調すれば、より1球の重みが増す短期決戦で『強打の二番』が実現しても不思議ではない。(AT)
H担 提唱オーダー・真の怖さは下位打線にあり
クリーンアップを担う3選手はそれぞれ・・・
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