絶対エースの存在を抜きにしてリーグ3連覇も、これからの秋の戦いも語れない。過去2年の短期決戦も当然、初戦のマウンドに上がってきた右腕が、計り知れない勢いを与えていく。背番号18の快投の意味が大きいのは、過去の数字を見ても分かること。だからこそ、“意外な初星”をつかみ取ることが頂への道だ。 重圧知らずの強心臓
短期決戦は先手必勝が鉄則とあって、大事な初戦のマウンドに、エースが上がるのは当然のこと。投手4冠に沢村賞とタイトルを総なめした過去2年も、CS、日本シリーズと計5度の先発を託された。特に過去2年のCS初戦の投球は圧巻だ。
ロッテと対戦した2021年は初回に先制点の援護をもらうと最後まで唯一の1点を守り切る。4回まで毎回安打を浴びるも、走者を背負えば三振を奪い、5回以降は無安打投球。終わってみれば、4安打10奪三振の完封劇でCS突破へ勢いづけた。
ソフトバンクとの顔合わせとなった昨年も快投。8回を投げて10三振を奪って無失点と鷹打線を寄せ付けず、9回は
平野佳寿にバトンを渡して5対0の完勝を演出した。初戦に勝てば、優勝のアドバンテージを含めて2勝となるとあって、エースの快投の意味は、過去2年を見ても分かること。初戦の重圧さえも感じさせぬ圧倒的な投球を見せてきた右腕は・・・
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