週刊ベースボールONLINE

2023阪神特集 PLAY BACK快進撃 猛虎38年ぶりの日本一

<INSIDE REPORT>さあ、ここから猛虎の黄金時代が始まる!

 

2021年の春季キャンプ最終日。選手会長の近本光司が打ち上げのあいさつで「チームは今年から黄金期に入ります」と宣言した。それだけ主力選手たちには確信があったのだ。あれから2年が経過し、日本一まで駆け上がった。実はここが黄金期の始まりだ。これから常勝軍団になる可能性は非常に高い。その理由をいくつか挙げていこう。
文=椎屋博幸 写真=BBM

派手な打撃をする四番ではなく、チームの勝利のためにどうしたらいいのかを考えて打席に立つ四番・大山。重圧を背負いながら、今季は日本一に貢献した。今後も大山がこうした打撃をする限り、阪神打線は粘り強い打線となっていく


【黄金時代突入の条件】
[一]カーネル・サンダースの呪いから解ける
[二]四球を取らなくても勝てる打線の構築
[三]四番・大山悠輔の存在

「呪い」が解けたら強い


 先に言わせてもらえれば、連覇への「使命感」を持った瞬間に、チームが勝てなくなる可能性はあるだろう。岡田彰布監督がよく口にする「普段どおりの野球」をいかにやっていくかどうかで、連覇の可能性が生まれてくる。

 阪神タイガースが日本一になったあと、アメリカの知人からメールが入った。『カーネル・サンダースの呪いが解けましたね』と。38年ぶりの日本一・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング