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THE CHALLENGE さぁ、アレンパだ!

<期待の即戦力右腕たち>阪神・下村海翔、石黒佑弥、津田淳哉 ケガをしない強靭な体をつくる

 

ドラフト2位の椎葉が一軍キャンプに抜てきされたがそのほか3人の期待の即戦力投手が二軍キャンプで自分なりの調整を行っている。強力投手陣がいるからこそ、慌てずにじっくりとプロに慣れつつ、強い体をつくり上げ1年目から一軍で活躍する準備を進めている。そんな3人の期待の即戦力右腕を紹介する。
文=山村菜々子、杉原史恭(デイリースポーツ) 写真=宮原和也、佐藤博

下村海翔 学びからのスタート


大学時代の登板過多を考慮して、スロー調整を続ける下村
下村海翔[投手]●2002.3.27生まれ、22歳=阪神1年目


 ルーキーイヤーの今年は、何より「1年間ケガをしないこと」に挑んでいる。入団会見でも「1年間しっかりケガなくシーズンを終えるというのを目標にやっていきたい」と話していた。大学1年時の12月に右肘のクリーニング手術と軟骨再生手術を受け、約1年間のリハビリ期間を経験。投げられずもどかしい日々を過ごしたからこそ、「ケガをしない」ことへの思いは強い。

 青学大の大先輩であるヤクルト石川雅規からも「ケガをしない」大切さを説かれたことがあった。22年連続勝利を達成している鉄人からの金言もまた、下村の思いを強くさせた。春季キャンプでもその姿勢は感じられた。大学4年時にはリーグ戦だけでなく、日米大学野球選手権大会の日本代表に選ばれるなど、エース格としてフル回転。その疲労を考慮し、慎重に調整を進めた。ほかの新人投手が続々とブルペン入りする中、下村が初めてブルペン入りしたのは第3クールだった。

「キャンプ完走」を目標に掲げ、「練習量が確実に多くなっているので・・・

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