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2024プロ野球シーズン大展望

【12球団戦力分析2024】西武・1点をしぶとく奪って守り勝つ野球で5年ぶりのVへ

 

3連覇を成し遂げ、黄金時代を築いていくオリックス。しかし、ほかの5球団もこのまま屈し続けるわけにはいかない。投手力に攻撃力、それぞれに強みを生かして──。そろそろ新時代が幕を開けるか!?
※情報は3月16日現在

オープン戦では苦戦しているがコルデロが強打を発揮すれば得点力は上がる


<逆襲のシナリオ>強打の外国人の出来がカギ


「やる獅かない」を今季のチームスローガンに掲げた就任2年目の松井稼頭央監督。昨年からの「1点を取りきる、勝ちきる」というコンセプトは今年も変わりない。

 5位に終わった昨シーズンは総得点435でリーグ最下位。536得点で同1位のソフトバンクとは101得点も開いていた。その差を埋めるべく獲得したのがメジャー通算114本塁打を誇るアギラーだ。右打席からの長打力もさることながらコンタクト能力に長けており、打率、打点もかなり稼げるバッティングを見せてくれる予感が漂う。FA権を行使してソフトバンクへ移籍した山川の穴を埋めて四番・一塁で固定できそうだ。同じ新外国人で左打ちのフランチー・コルデロも長打が魅力。渡辺久信GMが「一振りで状況を変えられるバッター」と期待するとおり、アギラーとともにクリーンアップに座れば相手にとって脅威だ。

 二遊間は選手会長・外崎修汰、主将・源田壮亮のコンビが攻守においてもチームを締めている。三塁は競争が激しい。粘り強い打撃を見せる佐藤龍世、長打力が持ち味の渡部健人に加え・・・

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