1年時から救援、先発で起用され、チームをけん引する自覚がある。昨年のドラフトでは、東都大学リーグ在籍の投手7人がドラフト1位指名。先輩の背中を追う。 取材・文=小川誠志 写真=田中慎一郎 慣れ親しんだ国学院大グラウンドのブルペン。この場所で、実力を磨いてきた
遊び感覚で投げること
坂口翔颯のグリーンのグラブには「ドラ1」と刺繍を入れている。
「このグラブは昨秋から使っています。自分が1年のときから先輩方が毎年プロへ進まれていて、だんだん自分の番が近づいてきたなという気持ちを感じるようになりました。自分も絶対にプロへ行きたいですし、順位にもこだわり、1位の12人に入って当たり前と言われる選手になりたい。文字にしてグラブに入れてしまえば、逃げられないので(笑)。覚悟の意味も込めて『ドラ1』と入れました」
最速153キロの力強い速球に多彩な変化球を織り交ぜ打者を打ち取るのが坂口のピッチングスタイルだ。「真っすぐの強さ、相手打者への『圧』に加えて、器用さも備えているのが自分の強み」と、自身のアピールポイントを語る。
投球の際に意識しているのは「遊び感覚で楽に投げる」ことだという。
「マウンドに立ったとき、気合が入り過ぎて・・・
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