取材・文=中島大輔 「あと1キロを出せないところに、自分の甘さがあると思います」
県大会決勝で自己最速タイの149キロを計測した
今井達也は、人懐っこい笑顔で言った。明るく先を見据えることが出来るのは、甲子園という夢舞台が控えているからだ。
昨夏の県大会は背番号11でベンチ入りも、満足のいく結果を残すことができなかった。同校5年連続出場の甲子園では、無念のメンバー外に。それから1年、体の線が細かった男は走り込み、筋力トレーニング、食事量を増やし、体重が66キロから72キロになるなどスケールアップ。
同時に投球フォームを見直した。左手でしっかり壁を作ることで、上体が前に突っ込むクセを修正。力強い直球と縦横2種類のスライダー、カーブ、チェンジアップを投げる右腕は急成長の1年を過ごし、プロから熱視線を注がれている・・・
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