8月25日に勇退の記者会見を開いた智弁和歌山高・高嶋監督。後任は97年夏の甲子園優勝捕手で、プロにも在籍した中谷氏[左]が務める/取材・文=沢井史、写真=前島進
ノックこそが選手とのコミュニケーションツール
甲子園大会の春夏通算で歴代最多の68勝を挙げている高嶋仁監督(72歳)が今夏限りで勇退するというニュースが飛び込んできたのは、夏の甲子園決勝から3日後の8月24日だった。翌25日午前に行われた記者会見では新監督となる
中谷仁コーチ(39歳、元
阪神ほか)らも同席。勇退を決意するまでの経緯を語った。
「48年間、高校野球に携わってきましたが、あっという間でした。情熱はまだまだあるんだけど、体力的にとても厳しい状況なんです。特に激しいノックができなくなって。ノックは選手との大事なコミュニケーションの一つ。それが・・・
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