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野球界を支える舞台裏の仕事人

ソフトバンク 若鷹寮 寮長・金岡信男 野球界を支える舞台裏の仕事人

 

育成に力を注ぐソフトバンクは三軍制を敷き、多くの若手選手を抱えている。入団後、福岡県・筑後にある『若鷹寮』で生活し飛躍を誓う彼ら。その生活を支える一人が寮長である金岡信男さんだ。プロ野球選手として、一社会人として、自立できるように――。厳しくも温かい言葉とまなざしで、若鷹たちを見守っている。
取材・構成=菅原梨恵、写真=湯浅芳昭


選手たちと生活をともにしながら


 あこがれのプロの世界に飛び込んだ選手たち。彼らが寮で過ごす期間は限られている。一軍を目指す寮生たちのため、野球に打ち込める環境づくりに余念はない。

 ホークスの裏方として35年以上やってきていますが、寮長としては2年目なんでね。2016年に『HAWKSベースボールパーク筑後』(福岡県・筑後市にあるファーム施設)ができて、それまでの一軍から、若手選手の多いファームが仕事場になりました。そして、17年に寮長に就任。まだまだ試行錯誤している状態ですよ。寮長に任命されたときは驚きましたね。なるに当たり、独自に他球団の知り合いの寮長に話を聞いたりもして。そこからずっと試行錯誤です(笑)。

 僕の中にある“寮長”のイメージと言えば、南海時代。大阪・中百舌鳥に寮があり、当時の寮長さんは「厳しい」の一言でした。ただ今の時代、厳しくするだけだと良い関係性を築けない。何より私の場合、選手たちとは・・・

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