2連続完封、3連続完投勝利の新潟・中西。27歳の今季、大きな進化を見せている
東地区の新潟が開幕から好調を維持している。チーム打率が.303と11球団でトップ(5月5日現在)で、多少のリードを許しても終盤で試合をひっくり返す攻撃力がある。
さらに先発投手陣が安定している。中でも5年目となる右腕・中西啓太(帝塚山大)が抜群の安定感を見せている。4月19日の茨城戦で2安打、13奪三振で完封勝利を挙げると、28日の栃木戦でも初回から5者連続空振り三振を奪う快投を見せ、2安打、15奪三振で連続完封勝利を挙げた。
「15奪三振は出来過ぎ。相手は今季初対戦で自分のデータがなかったのではないか。次にまた対戦するときが大事。まだ優勝した訳でも、何かが決まった訳でもない。次の試合にまたしっかり投げたい」
試合後、興奮するチームメートやファンをよそに、冷静に分析した中西。直球は140キロ台中盤も、スライダーやフォークが低めに決まった。
清水章夫監督も「いい流れを作ってくれた」と目を細めた。
大卒入団1年目の2015年、新人ながら先発の一角を任され、8勝2敗の好成績を残した。防御率1.60でリーグ最優秀防御率のタイトルを獲得した。
だが2年目・・・
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