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2019都市対抗野球大会展望

都市対抗野球大会の軌跡 過去の決勝戦績、橋戸賞一覧(1927-2019)

 

1988年に開場した東京ドームでの開催も今年で32回目。社会人野球の“聖地”として定着している


 昭和、平成と経て令和元年は節目の「第90回大会」である。1927年(昭和2年)に神宮で第1回大会が行われ、38年から後楽園で開催。87年まで使われ、翌88(昭和63)年からは新たな聖地として東京ドームへと舞台を移して、現在に至る。なお、最多優勝はJX-ENEOSの11度、最多出場は今大会2年ぶりに名乗りを上げた日本生命の60回だ。

 優勝チームが手にする優勝旗は「黒獅子旗」と呼ばれ“王者の証”であるライオンが刺繍(ししゅう)されている。第72回大会(2001年)からは「黒獅子エンブレム」が登場。前年Vチームが1年間、ユニフォームの袖に縫いつけて戦うステータスとして定着している。

 同大会には日本野球連盟に加盟する社会人チーム(企業・クラブ登録)が出場するが、「都市対抗」とあるように、地区代表が色濃く反映される。スコアボードの表記も大阪ガスであれば「大阪市代表」。企業の士気高揚に加え、地域活性化にも貢献するのが、社会人野球の役割なのだ。

 地区代表であるがゆえに「補強選手制度」も、都市対抗の特長的な大会運営である。各地区の予選で敗退したチームから5人まで補強でき・・・

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