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悲喜こもごも「運命の1日」ドラフト全史

【2011年ドラフト】菅野智之はくじ引きで日本ハムが交渉権を。3球団競合・高橋周平は中日/ドラフト全史1965-2018

 

今年もまた、ドラフト会議がやってきた。1965年秋からスタートし、55回目。制度をさまざまに変えながら歴史を紡いできた。ここでは2018年の会議まで1年ごとに振り返っていく。

左から楽天6位・島内宏明広島1位・野村祐輔[ともに明大]


 注目は、「大学BIG3」と呼ばれた藤岡貴裕(東洋大)、野村祐輔(明大)、菅野智之(東海大)。藤岡は3球団競合の末にロッテが、野村は広島が単独指名した。

 順当だった2人に対し、菅野に波乱が起こる。早くから伯父・原辰徳が指揮を執る巨人入りを強く熱望していたこともあり、前年の澤村拓一(中大→巨人1位)同様に単独指名が確実視されていた。

 しかし、ドラフト当日、巨人の指名選手として「菅野智之」がコールされた直後、日本ハムの指名選手として再び菅野の名前がコール。会場内では大きなどよめきが起こり・・・

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