「日本ワールド・シリーズ」として1950年にスタートした日本シリーズも、今年で70回目を迎えた。ここでは、その激闘の歴史を振り返る。 写真=BBM 1992年、「ID野球」を掲げる就任3年目の
野村克也監督がヤクルトを14年ぶりにセ王者に導いた。対するは、
森祇晶監督の常勝軍団・
西武。現役時代は野村が南海、森が
巨人の名捕手として、しのぎを削ったライバル同士でもある。1戦目は12回裏、代打・
杉浦亨のサヨナラ満塁弾でヤクルトが先勝。そのまま全7戦中4試合が延長戦、第4戦以降はすべて1点差となった。第7戦は延長10回2対1で西武の勝利。勝った
石井丈裕だけでなく、負けた
岡林洋一も完投。岡林は、シリーズ3完投目だった。続く93年も再び西武、ヤクルトの顔合わせとなり、4勝3敗でヤクルトがリベンジ。第7戦では、8回に三走のヤクルト・
古田敦也が内野ゴロでホームにかえり貴重な4点目を奪った。このときのボールがバットに当たった瞬間に切るスタートが、のち・・・
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