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2019プレミア12

侍ジャパン戦力分析&プレミア12大会展望 続出したアクシデントを乗り越えられるか?

 

ここではプレミア12に挑む侍ジャパンの戦力を分析するとともに、東京2020オリンピックの前哨戦(一部五輪予選を兼ねる)とも言われる大会を展望する。

稲葉篤紀監督には大会前からさまざまな困難が降りかかる


【ディフェンス】岸発熱で先発再編


 大会を前にさまざまなアクシデントに見舞われた。まず、左のクローザーと期待されていた松井裕樹(楽天)、タフなリリーバーとして短期決戦で力を発揮しそうだった森原康平(楽天)の辞退に始まり、10月21日からの強化合宿中には、日本シリーズを戦っていたため、シリーズ終了後に合流予定だった千賀滉大(ソフトバンク)の辞退も判明(3選手の辞退理由はいずれも故障によるもの)。千賀については「日本代表の先発陣の大きな柱として引っ張っていってもらいたい」と稲葉篤紀監督も期待をかけていただけに、チームには大きな激震が走った。

 その後、大竹寛嘉弥真新也甲斐野央とリリーフ3投手を追加招集したチームは、投手陣の再編成を行うこととなったが、台湾で行われるオープニングラウンド(3試合)で先発予定だった岸孝之が沖縄での第2次強化合宿中の発熱の影響で調整が遅れ、再々編成を余儀なくされる事態が発生。急遽、中継ぎで調整をしていた高橋礼を先発に配置換えし(今季は先発で12勝)、山口俊、高橋、今永昇太をオープニングラウンドの先発に立てることとなった。

 日本に戻ってからのスーパーラウンド、決勝(または3位決定戦)では7日間で5試合のタイトなスケジュールのため、台湾ラウンドでは中継ぎ(第2先発)の大野雄大が先発に加わる可能性が高く、ここに岸(台湾では中継ぎで調整予定)も加え、最終的に5投手で乗り切る。

 抑えは今季セのセーブ王・山崎康晃の一択。連投も辞さない覚悟を示しているが・・・

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