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2019プレミア12

プレミア12 オープニングラウンドREVIEW

 

世界のトップ12カ国・地域が覇権を競う2019WBSCプレミア12のオープニングラウンドがメキシコ、台湾、韓国で行われ、日本が属するグループB(台湾)も11月5日に開幕。日本はベネズエラ、プエルトリコ、チャイニーズ・タイペイを下し、3連勝で日本で開催されるスーパーラウンドへの進出を決めた(グループBの1位)。手探りの中スタートしたオープニングラウンドをリポートする。
現地取材=坂本 匠[本誌]、写真=小山真司


日本8─4ベネズエラ 我慢して、つなぐ


 薄氷を踏むような勝利だった。稲葉篤紀監督となって初めての大きな国際大会初戦は、予想どおりの重苦しい展開となった。

5回に右方向へ同点打を放った菊池涼介鈴木誠也の中前打で生還する。菊池は8回にも同点打の殊勲


 開幕戦の先発を託された山口俊は、毎回走者を背負う苦しい投球も、4回まで5安打を浴びながら粘りの投球で1失点。独特の緊張感の中で十分に責任を果たしたと言える。ただし、打線はベネズエラの先発で、メジャー通算31勝の長身左腕・ドウブロントの前に4回1安打と沈黙。球速こそ140キロ前後も、動いて威力のある直球にカットボールなどをていねいに低めに集められ、詰まった凡打を繰り返した。そんなドウブロントが68球、4回で降板したことは、幸運だった。直後の5回に2点を奪って逆転。6回に3点を与えて再びリードを許したものの、・・・

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