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廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「リーグ繁栄のために、コミッショナーは発言すべきだ」

 

コロナ対応では手腕を発揮した斉藤惇コミッショナーだが、さらに球界発展に向けての建設的な発言をすべきと筆者


「アマチュアとプロが野球をやっているみたいでしたね」と、ある人から言われた。そのとおりだ。今年の日本シリーズもソフトバンクの4連勝で終わった。

 第4戦の巨人の起用法を見ていたら、後半は誰でもいいからとにかく使えばいいという感じだった。チームの中で誰が信頼できるのか、まるで伝わってこない。われわれの世界では、どんなに正しいことをやっていても勝ち負けがつくのは当たり前だが、それにしても理にかなっていない。人の道を知らないのだ。

 具体的な問題点は、誰が柱なのかはっきりしないところである。

 坂本勇人はキャプテンなのに、リーダーの資質が感じられない。彼ほどの選手になればナインを叱咤(しった)して当然だが、そういう必死さ、泥臭さが見えなかった。自分のプレーをアピールしているだけだ。

 四番にしてもチーム内外ににらみをきかせられる存在が打つべきだと、私はずっと言ってきた。岡本和真は確かに才能があるが、・・・

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