9回を任された森原[右]が誤算。リードを守り切れない場面も多かった[写真=井沢雄一郎]
序盤戦は投打がかみ合いスタートダッシュに成功。8月に入るまでは
ロッテ、
ソフトバンクと首位争いを演じた。しかし、中盤以降は失速し、終わってみれば借金2の4位。2年ぶりにBクラス転落という悔しい結果となった。
投手陣ではロッテから金銭トレードで移籍の
涌井秀章が中心となり、11勝をマークして自身4度目となる最多勝のタイトルを手にした。また、
岸孝之は腰痛などコンディション不良により出遅れ、前半戦は本来のピッチングとはほど遠い出来。それでも二軍再調整を経て戻ってきた9月以降は6連勝をマーク。特に今季最終登板は完投勝利と尻上がりでシーズンを終えた。7連勝と初めて負けなしでのフィニッシュとなった。前半戦を涌井、後半戦を岸と、2人の右腕がチームを支えた。
その一方で生え抜き右腕でエースの
則本昂大は苦しんだ。開幕3連勝まではよかったが、そこから3連敗と波に乗り切れない。自慢の速球もキレが鈍り、痛打される場面も多かった。終わってみれば5勝7敗と負け越し。シーズン防御率3.96は自己ワーストと振るわなかった。
加えて・・・
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