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2020プロ野球総決算号

12球団ペナントレース総括 楽天・主砲・浅村を中心にリーグ屈指の打力も投手陣が不安定でBクラスに転落

 

9回を任された森原[右]が誤算。リードを守り切れない場面も多かった[写真=井沢雄一郎]


 序盤戦は投打がかみ合いスタートダッシュに成功。8月に入るまではロッテソフトバンクと首位争いを演じた。しかし、中盤以降は失速し、終わってみれば借金2の4位。2年ぶりにBクラス転落という悔しい結果となった。

 投手陣ではロッテから金銭トレードで移籍の涌井秀章が中心となり、11勝をマークして自身4度目となる最多勝のタイトルを手にした。また、岸孝之は腰痛などコンディション不良により出遅れ、前半戦は本来のピッチングとはほど遠い出来。それでも二軍再調整を経て戻ってきた9月以降は6連勝をマーク。特に今季最終登板は完投勝利と尻上がりでシーズンを終えた。7連勝と初めて負けなしでのフィニッシュとなった。前半戦を涌井、後半戦を岸と、2人の右腕がチームを支えた。

 その一方で生え抜き右腕でエースの則本昂大は苦しんだ。開幕3連勝まではよかったが、そこから3連敗と波に乗り切れない。自慢の速球もキレが鈍り、痛打される場面も多かった。終わってみれば5勝7敗と負け越し。シーズン防御率3.96は自己ワーストと振るわなかった。

 加えて・・・

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