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2020シーズン回顧

里崎智也(野球解説者)が語る2020パ・リーグ「“100人規模”の強みを発揮したソフトバンク。役者がそろえば強い」

 

ソフトバンクの戦力層がモノを言ったが、代わりのきかない捕手・甲斐拓也が離脱しなかったことも大きかった


 やはり役者がそろったソフトバンクは強い。それに尽きるシーズンでした。開幕当初はデスパイネグラシアルのキューバ勢が不在。代役に期待されたバレンティンも機能せず故障者も多かったですが、何とかしのぎ、顔ぶれがそろってきた終盤に本来の力を発揮して12連勝。育成を含めた“100人規模”の巨大戦力の強みを発揮しました。投手陣も最初から最後までずっといたのは、セットアッパーのモイネロと抑えの森唯斗ぐらい。故障者が多くてここ2年は優勝できなかったですが、役者がそろえば負けない。だから、クライマックスシリーズや日本シリーズの短期決戦では強さを発揮できるのです。とはいえ、打線や野手はカバーできても、捕手は代わりがきかない。個人的には甲斐拓也が、故障せずにマスクをかぶり続けたことが大きかったと思います。

 そのソフトバンクと優勝争いを演じ、一時は単独首位に立つなどロッテがシーズンを盛り上げました。最後は怒涛の急降下でしたが(苦笑)、躍進の要因は・・・

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