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平野謙の「人生山あり谷あり、感謝あり」

平野謙コラム 第48回「感謝から始まった人生」

 

背番号57を着けた中日時代の平野氏


両親を亡くして


 この連載も始まってから、もう1年くらいですか。第1回目のときは10回くらいはしたい、という話でしたが、ずいぶん長くなりましたね。

 当初、(編集部から)『人生山あり谷あり、笑いあり』という、ベテランのお笑い芸人さんのようなタイトルを提案されたんですが(笑)、「感謝」という言葉を入れたかったので、今の『人生山あり谷あり、感謝あり』とさせてもらいました。

 ずっと読んでいただいた方は分かると思いますが、僕の人生は、山や谷が本当にたくさんありました。ただ、僕が幸せだったのは、その都度、いろいろな方に助けていただいたことです。それがあったから、でこぼこした道ではありましたが、大きな脱線も転倒もせず、65年間、いや、6月20日が誕生日なので、もうほぼほぼ66年を無事に歩いてこられたと思います。

 僕はこういう性格なもので、「助けてください」とか自分からは言わないというか、言えないんですが、不思議なことに、気が付くと、いつも誰かが助けてくれる、そんな繰り返しでした。これはもう、感謝という言葉以外では表現できません。

 僕にとって、最初の感謝は母親です。生まれてくるとき、おふくろの体が弱かったこともあって、医者からは、子どもが無事生まれてこられるか分からないし、母体も危ないと言われ、出産そのものを止められたそうです。それでもおふくろは「私の体はどうなってもいいから生みます」と言ってくれたと聞いています。ある意味、僕の命そのものが、感謝から始まったわけです。

 金物屋をやっていた父親は・・・

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