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ファンに愛されし男たち

ソフトバンク・長谷川勇也インタビュー 打撃も思いも、シンプルに 「ボールに一生懸命になって、打つ、走る、捕る。そういった野球の本質部分を、よりファンの人たちに楽しんでもらいたい、喜んでもらいたい」

 

試合に出続け安打を量産していたあのころから、今は大事な場面での1打席、一瞬の勝負が多くなった。ただ、やるべきことは変わらない。プロの野球選手として、自らの信念を貫くだけだ。
取材・構成=菅原梨恵 写真=湯浅芳昭、BBM


楽に、自然体で


『打撃一閃』。大型ビジョンに打撃シーンを渋い和テイストで表現した映像が映し出されると、PayPayドームはこれまで以上に熱を帯びる。満を持して、長谷川勇也の登場だ。2013年の首位打者&最多安打者も、14年に痛めた右足首に2度メスを入れ(同年オフ、17年オフ)、キャリアを重ねるごとにその立場は変化。スタメン出場は減り、代打が主な“仕事場”となっている。任されたところで最高のパフォーマンスを見せるためには──。インタビュー当日も試合開始は18時ながら、長谷川は11時には球場入り、準備に勤しんでいた。

──ナイトゲームの日、球場に来るのはいつもこのくらいの時間ですか。昨日はデーゲーム後に千葉から帰福でしたが。

長谷川 今日はインタビューもあるということで若干早いですが、いつもこのくらいですね。

──球場に入ってからはどのような流れで練習、試合に向けて準備していくのでしょうか。

長谷川 僕の場合は、体をほぐしたり、トレーナーさんのチェックを受けて、ウオーミングアップに入っていく。特別なことをしたり意識することはそんなにないですが、試合に向けての準備、流れは長年ずっとやってきているので習慣づいている感じです。昔も今も変わらず、ずっと同じペースで来ています。

──試合中、特に打席に立つにあたっては、年を重ねていくごとに変化もありますか。例えば13年のインタビューでは、打席での意識として「タイミングの始まりをしっかり意識する」「構えを作ったときにバットの先端から意識を飛ばす感覚」と話していました。その感覚は今も?

長谷川 そのときはそうだったんでしょうね。でも今は……どうだろうな。難しいですね(笑)。言葉で表現するなら、今は『楽に打席に立つ』ようにはしています。自然体で。その形が一番いい。年齢的なところもありますし、今は特に代打での1打席ということが多いので、あまり打ち方を意識して打席に入ることはないんですよね。どうやって打とう? とかいう考えはなくなりました。

──スタメンでの1打席と代打での1打席は別物だと考えていますか。

長谷川 代打での1打席のほうが・・・

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