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ダンプ辻のキャッチャーはつらいよ

連載ダンプ辻コラム 第87回「『辻さんに受けてもらってよくなったと言え』と教育しました」

 

内野守備の名手・進藤


北陸の魚がおいしかった


 これが新年初めての回ですよね? では、読者の皆さん、明けましておめでとうございます。身内にご不幸のあった方には「おめでたくなんかない」と怒られそうですが、とにもかくにもコロナで大変な時代に、こうやって僕ののんきな話を読んでいただけるのはうれしいです。

 今年で僕もついに80歳になるのですが、僕がコーチで見ていた選手が、結構たくさん、まだユニフォームを着ていたり、フロントで残っているんですよね。実は、これが自慢の種です。まあ、向こうからしたら「ダンプさんには何も教わってないよ」と言うヤツも多いと思いますが、あくまで「見ていた」ということです。キャッチャーという商売、いや、元商売もあって観察するのが好きなんですよ。

 審判もいます。杉永(杉永政信)もそうですよ。あいつは昭和55年(1980年)、まだ僕が現役のころにドラフト1位で騒がれて大洋に入ってきた。でも、ちょっと肩関節が柔らか過ぎて、テークバックのときに腕が背中側に入り過ぎてしまっていました。現役のときは、特に何を言ったとか覚えてないけど、引退してコーチになったとき、後ろをコンパクトにさせました。そしたら球が前で離せるようになって、球が来始めたんですよ。それで初めて一軍に上がった(85年)。何試合かしたら落ちてきて・・・

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