週刊ベースボールONLINE

開幕3連戦 REPORT

【新監督の船出】中日・立浪和義監督の「チーム一丸野球」 早くも「新・勝利の方程式」が崩壊も土壇場で見せた逆転勝利で3連敗を阻止

 

今季から3球団で新しい指揮官が誕生した。彼らの采配はどのようなものなのか。目指す野球ができたのか? 新しく見えた課題は? 注目を集めたルーキー監督の開幕3連戦を振り返る。
写真=小山真司

第3戦の延長10回、溝脇の勝ち越し打に沸く中日ベンチ。中央が立浪監督


 最悪の3連敗スタートが近づいていた。しかし立浪竜の反撃はここから始まった。1対5と4点リードを追う8回、ルーキーながら三番に座る鵜飼航丞の適時二塁打などで2点差に迫ると、9回は2つの四球に相手の失策が絡んで無死満塁。代打の山下斐紹は三振に倒れたものの、続く大島洋平が右前に運んで同点に追いついた。昨季には見られなかった終盤の粘り腰だ。

 9回裏に二死三塁のサヨナラのピンチをしのぐと延長10回、今度は二死満塁から途中出場だった溝脇隼人が左前に落とす2点勝ち越し打。最後はR.マルティネスが3人で締めて、立浪和義監督にウイニングボールを手渡した。苦手のビジターで見事な逆転勝利だった。

立浪監督に初勝利を運んだ溝脇。プロ10年目の苦労人が大きな仕事をやってのけた


 開幕をエース・大野雄大で落としたものの・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング