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廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「巨人は『クリーンアップ』という表現を即刻返上せよ」

 

打順にはそれぞれ役割がある


5月中旬から三番に座っていた吉川だが……


 巨人のやることはよく分からない。

 打順をどんどん変える。6月25日のヤクルト戦(神宮)では一番・増田陸、二番・丸佳浩、三番・ウォーカーにオーダーが変わった。増田陸は一生懸命にやっている。それはいいとして、問題は、前日まで三番を打っていた吉川尚輝を八番に下げたことだ。私が吉川尚と同じ立場になったら辞める。降格を素直に受け入れるとしたら彼のプライドはどこにあるのか。

 打順にはそれぞれ役割がある。一、二番は球数を投げさせなければいけない。粘ることで相手投手を苦しめると同時に、後続のクリーンアップに球筋を見させる。その上で出塁して三、四、五番が「掃除」をするのが真の打順である。

 日本ハム新庄剛志(BIGBOSS)監督は「ストライクは初球から振っていけ」という指示を打撃陣に出している。積極性を持たせる意図があるのだろうが、一、二番はその限りではないことが分かっていない。新庄は監督として勉強すべきことがまだまだある。

 巨人に話を戻すと・・・

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