終わってみれば矢野政権4年間すべてでAクラス入りを果たした。決して弱いチームでもなく、開幕前は優勝も狙えるほどだった。しかし、歯車はどこかで狂った。キャンプイン直前なのか開幕試合の9回なのか……。それでも最後は若手の急成長もあり、地力を見せ3位に入った。 写真=BBM [2022年成績]※成績部分の()内数字はリーグ順位 68勝71敗4分 勝率.489
489得点(5)、428失点(1)、打率.243(5)、86失策(6)
84本塁打(5)、110盗塁(1)、防御率2.67(1)
開幕前から退任を公表した矢野監督。これが良かったのか、悪かったのか……選手たちはそれぞれ成長を見せたシーズンではあった
開幕ダッシュに失敗 悪夢の大逆転負けから
もしかしたら、キャンプイン前日のミーティングが、嵐のような1年が始まる前兆だったのかもしれない。就任4年目を迎えた
矢野燿大監督が、いきなり今年限りでの退任を公表したのだ。史上最も早い退任発表と言われた。これによりチームが結束するはずだった。
しかし、開幕投手に指名したエース、
青柳晃洋が直前に新型コロナに感染して離脱。その前には新型コロナ禍の影響で抑え候補の
ケラーの来日が3月中旬まで伸び、実戦をほとんど経験することができずに、見切り発車となった。
開幕投手には2年連続で
藤浪晋太郎がマウンドへ。昨年の覇者・
ヤクルトを相手に7回3失点で合格点の内容を示した。打線も序盤4回までに8点を奪うなど、開幕ダッシュを予感させるものだった。しかし、リリーフ陣が徐々にヤクルト打線につかまり、9回1点差の8対7の場面で、不安の残るケラーを投入する。
しかしまさかの・・・
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