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ヤクルト・村上宗隆 巻き返しの夏が始まる「まだまだこんなもんじゃない。もっともっと打ちます」

 

リーグ3連覇を目指す王者・ヤクルトだが、35勝46敗2分けと前半戦は大きくつまずいた。首位の背中は遠いが、まだあきらめるには早い。令和の三冠王がようやく目を覚ましつつあるからだ。
写真=BBM

ヤクルト・村上宗隆


 梅雨明けした東京の夜空に打ち上がった1本の本塁打。大きな弧を描いた打球は神宮球場、右翼席上段へと飛び込んだ。後半戦が開幕した7月22日の阪神戦、村上宗隆が17号2ランを放ちチームを勝利に導いた。お立ち台では「まだまだこんなもんじゃない。もっともっと打ちます」と頼もしい言葉をファンへ届けた。これで6戦5発。本塁打数はトップの岡本和真(巨人)と3本差の単独2位に浮上。いよいよ本領発揮の夏がやってきた。

 昨季は史上最年少22歳で三冠王。5打席連続本塁打のプロ野球記録も打ち立てた。そして、今春にはWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で日本の3大会ぶり世界一に貢献。準決勝・メキシコ戦でのサヨナラ打に決勝・アメリカ戦でも本塁打を放つと、ペナント開幕戦でも第1打席に今季1号が飛び出し、今年のプロ野球記録も“村神様”一色になるかと思われた。

 しかし、前半戦は苦しみ抜いた・・・

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