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二軍新参加球団REPORT

2024へのカウントダウン 動き始めたオイシックス新潟

 

2024年から、NPBイースタン・リーグに参加が決まったオイシックス新潟アルビレックスBC(以下オイシックス)の本格始動だ。12月8日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで記者会見を開き、首脳陣と新入団選手が意気込みを語った。球団は24年3月開幕のファーム戦へ、急ピッチで準備を進めている。
写真・文=岡田浩人

新加入会見を行ったオイシックス。新たな戦士たちが戦力、選手層向上の要となる


NPB経験者が7人入団


 会見までに発表されたオイシックスの新入団選手は23人で、内訳はNPB経験者が7人、BCLからの移籍組が3人、高卒1人、大卒9人、社会人経験などが3人となっている。記者会見には前阪神外野手の高山俊と前巨人投手の三上朋也を除く21人が出席した。

 注目を集めたのは前広島投手の薮田和樹。広島在籍9年間で23勝を挙げた右腕は、2017年に15勝3敗で最高勝率(.833)のタイトルを獲得している。

 薮田は「前日に妻からプレゼントされた」という新潟のチームカラーであるオレンジ色のネクタイを締め、「経験と誇りを自信と自覚に変え、チームの勝利に貢献したい」と語った。会見前の選手説明会では最前列に座って球団の成り立ちなどの話に聞き入っていたという。その姿を見た橋上秀樹監督は「その取り組む姿勢がチームに好影響を与えるだろう」と期待を寄せた。色紙に「TEAM TOP」と来季の目標を記し、「まだまだ現役でできるという思いで、NPB復帰への一番の近道と思って新潟を選んだ。勝利数、投げるイニング、いろいろな意味でチームに貢献したい」と力を込めた。

 前DeNA内野手の田中俊太は「試合で来たときにおにぎりがおいしかった」と新潟県の印象を話し、「一念通天」と書いた色紙を掲げ、「強い覚悟を持ってプレーする」とNPB復帰への思いを語った。

 BCL/信濃で今季12勝を挙げてリーグ最多勝に輝いた左腕・牧野憲伸は移籍を選択した理由について「ファームに参加することが一番大きい。レベルの高いところでプレーしたかった」と目標のドラフト指名へ、ファーム戦でアピールする決意を示した。

 地元組にも期待値の高い選手がそろった。日本文理高から創価大を経て入団する右腕の安城健汰は最速147キロの直球が武器で・・・

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