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新規参加球団REPORT

オイシックス新潟アルビレックスBC 寒さの中で燃えるキャンプ

 

今季からイースタン・リーグに新規参加する「オイシックス新潟アルビレックスBC(以下オイシックス)」が2月1日から地元・新潟市でキャンプイン。17日からは静岡・伊豆での2次キャンプに移り、実戦形式の練習に入っている。キャンプイン後には日本ハム巨人で活躍した陽岱鋼の入団も決まり、3月16日の開幕へ向けてチームの注目度は高まっている。
文・写真=岡田浩人

練習を行う室内練習場で必勝祈願に臨んだオイシックス。外気に負けない熱を秘めている


異例スタートも闘志燃やす


 新規参加球団らしい、異例のキャンプスタートとなった。

 2月1日、NPB各球団が温暖な地でキャンプインする中、オイシックスはこの日、“球春到来”というにはまだ遠い、外気温3度という新潟市のハードオフ・エコスタジアムの室内練習場で1次キャンプを開始した。

 橋上秀樹監督ら5人の首脳陣とNPB経験者7人を含む43人の選手は球団が支給した厚手のグラウンドコートを着込んだ姿で集まった。さらにキャンプイン恒例の真新しいユニフォーム姿はそこにはなかった。11月末に新規参加が決まってから急ピッチで準備したものの、2月1日には間に合わなかったのだ。

 とはいえ、選手たちは燃えていた。昨季阪神を戦力外になり、新潟からNPB球団への復帰を目指すことを決めた高山俊は「NPBも今日からキャンプインし、みんなが追い込む。負けてはいけないという思い」と闘志を表に出すとともに、「新潟と静岡で新しい試みが行われる1年目。長くこういう形で続けられるようにするというのは1年目の僕らの使命。続けられるためにもいい成績を残したい」と決意を語った。

 室内でのキャンプということで、練習メニューも限られる。投手組、野手組で2カ所に分かれ、アップ、キャッチボールを行い、投手はブルペン投球、野手はティー打撃やノックでの守備練習を繰り返した。橋上監督は「(独立リーグ所属だった)昨年までを考えれば1カ月以上(スタートが)早い。1次キャンプは体をつくってもらう準備期間。2次の静岡で100%実戦に移ることができるように」と話し・・・

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