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廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「ドジャース大谷の真価が問われるのは開幕1カ月後である」

 

大谷翔平[写真=Getty Images]


 大谷翔平(ドジャース)が結婚を報告した。おめでたい。

 偉いと思ったのは奥さんの顔や名前を公開しなかったことだ。普通なら、こういう人だといろいろ話してもおかしくないが、必要以上のことは明かさなかった。とにかく新たな家族ができれば、今まで以上に野球に集中できるだろう。

 オープン戦では初出場でいきなり2ラン本塁打を放つなど快調な滑り出しを見せている。しかし、その真価は開幕1カ月後に問うべきだ。

 なぜかと言えば、メジャー・リーグの主力クラスはスロースターターが多い。開幕から1カ月がたったころに調子を上げてくる。調整の遅さは練習内容に問題があるからだ。キャンプ中から走らせるなど日本式の練習をやらせれば、もう少し違った結果になる。「これをやれ」と言われれば忠実に実行する日本人とは、おのずから違う。

 そういうわけで大谷はオープン戦から開幕にかけてはある程度やると思う。しかし、長い目で見なければ分からない。1カ月もたてば、メジャーの相手投手は見違えるように本領を発揮してくる。そのときに・・・

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