キューバからホークスに派遣されて2年目のシーズンを終えました。当初は外国人枠の関係もあり、同じくキューバのデスパイネなどに何かあった場合のバックアップとしての起用が多かったですが、確実性のあるバッティングが評価され、今季はグラシアルなくして日本一3連覇はあり得なかったと思います。 【ポイント】コンパクトでシンプル
ポストシーズン、特に日本シリーズでの勝負強さに驚かれたファンの方も多かったのではないでしょうか。その後、キューバ代表として参加したプレミア12では、ノーヒットに終わり、さすがに疲れを見せていたようですが、ペナントレース中はタフに仕事をこなしてくれました。
まずは全体の写真をさっと通しで見てみてください。ご覧のとおり、グラシアル選手の最大の特徴はムダのない、シンプルでコンパクトなフォームだと思います。この形は来日前からのもの。今季で34歳のベテランですから、自分の“形”というものを持っての来日でした。このシンプルさが日本のピッチャーに対応する際に役立ったのだと思います。
最初に1つだけ気になる点を挙げてしまいましょう。それは、シンプルではあるものの、少しだけ突っ立ち気味のスタートとなっているところです(写真1)。両ヒザに余裕のないまま打ちにいってしまうので・・・
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