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連続写真に見るプロのテクニック

【連続写真】巨人・小林誠司「ヒザの柔らかさと左肩のカベを意識して開きを抑えることでバットを走らせたい。強い打球を生み出すことが可能に」

 

このコーナーには2015年以来の登場となります。4年連続セ・リーグの盗塁阻止率NO.1であることからも分かるように、守備力には定評があり、侍ジャパンにも常連のキャッチャーですが、14年の入団以来、打撃面に課題があると言われてきました。昨季は大城卓三選手の台頭、炭谷銀仁朗選手のFA加入などで3捕手併用制となり、出場機会(特に先発での)が減っていますが、規定打席には到達しなかったものの、実は.244とアベレージを伸ばしてきています。



【ポイント】下半身が使えていない


 小林選手の打撃フォームで気になるのが、やや重心が高い点です。極端に表現すると、突っ立った状態で構えて、棒立ちのまま打ちに行こうとする。しかも、後ろに体重を残したいと意識するものですから、写真13のインパクトの瞬間に軸が後方に倒れ(パンツのラインが斜めになっているので分かりやすいと思います)、左ヒザが突っ張って、左足はめくれ上がってしまいます。

 写真を見ても分かるとおり、これは下半身が使えていない状態で、上半身だけでスイングしているとも言えるでしょう。「ボールに当てたい」、「アベレージを残したい」という意識が表れているようにも感じるのですが・・・

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連続写真に見るプロのテクニック

連続写真に見るプロのテクニック

元プロの野球解説者が現役選手の打撃フォーム、投球フォームを連続写真をもとに解説。

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