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道具の流儀 2017

阪神・原口文仁 ミズノのバット ヘッド部分をくり抜き思いどおりのスイングへ

 

昨年の4月、育成から支配下登録され、一軍デビュー。11本塁打を放ち右の大砲候補として大きな期待を掛けられている。今季は開幕からクリーンアップの五番打者として起用され続けている。その原口文仁が信用して使い続けるバットがある。このバットで支配下を勝ち取り、さらに主軸にまで駆け上った。
取材・文=椎屋博幸、写真=早浪章弘


 現在使用中のバットの長さは34インチ(約86.36センチ)。重さは880グラム。この形になったのは2016年春季キャンプからだ。

「掛布さん(掛布雅之二軍監督)はずっと『バットは長いほうがいいぞ』と言われているんですが、それに影響を受けて33.5インチから34インチに変更しました」

 その変更が約3年前。このときはヘッドはくり抜いていない900グラム平均のバットを使うことにした。実際に34インチのバットにするまでの33.5インチのバットは、巨人村田修一内野手が使用しているモデルを自分用にアレンジしたもの。重さは気にしておらず、ただ自分の体に合うな、と思えるものであったことで、そのバットを使い続けていたのだが、掛布二軍監督の言葉が心に響いたのだ。

 34インチのバットを初めて持ったときの感触は、33.5インチとは大きく異なっており「難しい」だった。0.5インチ(約1.27センチ)違うだけでもバット全体のバランスが変化していたのだ。さらに、バッターボックスに立つ位置は同じでありながら、そこから打ったときの感覚や打感、振り抜いたときの抜け感も違い、どこかバットが体から離れながら遠回りするような感覚があったという。「これも慣れだと思って、ずっと使っていくうちに、自分のものになりました」。

長さは掛布二軍監督の助言を受け、やや長い34インチ(約86.36センチ)。バットの形は巨人の村田修一内野手モデルを改良している


 しかし一方で、900グラムのバットではうまくヘッドを利かせられない、抜けないなと感じていたこともあり・・・

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