ルーキー投手の開幕登板がファンサービスなら全球団で一斉にやれ!
この号が出るころにはプロ野球は開幕シリーズを終え、第2節に入っていますが、各球団、どんな戦いぶりを見せているでしょうか。
この原稿を書いている時点ではペナントレースが始まっていないので、何とも書きにくいのですが、今年の開幕の傾向としてルーキー投手を開幕シリーズに先発で起用する、というのが目立ちますね。
これはどういう理由によるのか分かりませんが、もし、ファンサービスというのなら、12球団の新人投手は、開幕シリーズに最低1人は投げさせる、ぐらいのことをやってもいいんじゃないの。まあ、これは「地元開幕シリーズ」まで幅を広げてもいい。この6試合の幅の中でルーキー投手をお披露目するのはいいんじゃないですか。
未熟なルーキー投手じゃひどい試合になる?当然ですよ。でも、それも一興でね。投げてナンボ、打たれてナンボの世界でもあるんですから。それに、偶然好投して、それがステップボードになってグングン伸びる投手が出てくるかもしれません。
今年のルーキーでは、
楽天の則本(三重中京大)が開幕投手になりそうだというウワサです。
巨人の菅野(東海大)と
阪神の藤浪(大阪桐蔭高)は、間違いなく開幕シリーズに登板するそうです。藤浪なんか3戦目の日曜日(3月31日、対
ヤクルト、神宮)のデーゲームだといいます。敵地とはいえ、一番ファンの集まる日に投げるのだから、これは実質的な開幕投手でしょう。
ちょっと前に「大阪のマスコミは、藤浪開幕投手も、なんてあおりかねない」と書いた記憶がありますが、本当に“開幕投手”になっちゃった!(3投手よ、カゼ引いたり故障したりしないで、ちゃんと出てきなさいよ。3人とも開幕シリーズにいなかった、なんてことになったらシャレにならんよ)。
WBCでの精神的疲れや、投げ込み不足、WBC球から統一球への転換に時間がかかるetcで、今年はエースが開幕戦を回避する傾向にありますが、これっておかしいでしょう。
エースはあくまでもエース。開幕戦では最高の“商品”ですよ。ケガなら仕方ないけど、本来何がどうあろうと、開幕戦はエースが先発するものです。このファンサービスをやらんというのだからあきれてしまう。
いまは、開幕投手というのは、かなり話題性の高いネタになっていますが、オレのころは、別に大して話題にはならなかった。だって・・・
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