これまでに経験したことのない歯がゆいシーズンを送った。昨年暮れの契約更改でも1500万円と大幅減の年俸6300万円(金額は推定)でサインした。
大松尚逸は「今年はものを言える成績を残していない。チームも最下位で、僕も責任を感じている」と厳しい表情だった。
昨季は64試合の出場に終わり、打率.213。一番の魅力である長打力を発揮できず、2本塁打、16打点だった。飛ばないとされる統一球については「皆さんが言うほど(違いを)感じることはなかった」。年間を通し、打撃フォームが固まらなかったことが不振の原因だ。より力が球に伝わるように。より安定感を増すように。理想を求め、試行錯誤し、悩み抜いた一年だった。「自分の問題」と言い訳はしなかった。
このオフは出場機会を増やそうと、新たなポジションにも取り組んでいる。「試合に出続けないといけない」と本職の外野に加え、野球人生で初めて一塁手に挑戦。秋季練習、キャンプとノックを受け、新たな動きを体に染み込ませた。ただ、守備練習にだけ力を注いでいるわけではない。大松の一番の働きどころは、やはり打撃。もう一度、自らのフォームの欠点を時間をかけて見直した。体と手が離れないように、体の回転で打てるようにと秋季キャンプではひたすら打ち込んだ。「手応えはある。感じをつかんでいる」と有意義な時間を過ごした。
「(自分の打撃を)取り戻せば、ホームランも打てるようになると思うし、チームが点を欲しいときに(走者を)かえせる打撃もできると思う」と力をこめる。悔しさをバネに、大松の復活を懸けたシーズンがもうすぐ始まる。
これまでに経験したことのない歯がゆいシーズンを送った。昨年暮れの契約更改でも1500万円と大幅減の年俸6300万円(金額は推定)でサインした。大松尚逸は「今年はものを言える成績を残していない。チームも最下位で、僕も責任を感じている」と厳しい表情だった。
昨季は64試合の出場に終わり、打率.213。一番の魅力である長打力を発揮できず、2本塁打、16打点だった。飛ばないとされる統一球については「皆さんが言うほど(違いを)感じることはなかった」。年間を通し、打撃フォームが固まらなかったことが不振の原因だ。より力が球に伝わるように。より安定感を増すように。理想を求め、試行錯誤し、悩み抜いた一年だった。「自分の問題」と言い訳はしなかった。
このオフは出場機会を増やそうと、新たなポジションにも取り組んでいる。「試合に出続けないといけない」と本職の外野に加え、野球人生で初めて一塁手に挑戦。秋季練習、キャンプとノックを受け、新たな動きを体に染み込ませた。ただ、守備練習にだけ力を注いでいるわけではない。大松の一番の働きどころは、やはり打撃。もう一度、自らのフォームの欠点を時間をかけて見直した。体と手が離れないように、体の回転で打てるようにと秋季キャンプではひたすら打ち込んだ。「手応えはある。感じをつかんでいる」と有意義な時間を過ごした。「(自分の打撃を)取り戻せば、ホームランも打てるようになると思うし、チームが点を欲しいときに(走者を)かえせる打撃もできると思う」と力をこめる。悔しさをバネに、大松の復活を懸けたシーズンがもうすぐ始まる。